ワーカーゼリーとローヤルゼリーの違い

ワーカーゼリーとローヤルゼリーには、利用目的や栄養面での違いがあります。

二つのゼリーは、どちらもミツバチの食料です。
ワーカーゼリーは働き蜂の幼虫に、ローヤルゼリーは女王蜂と、後々女王蜂になる幼虫に与えられます。

女王蜂と働き蜂は、遺伝的にも構造的にも、卵~孵化直後までこれといった違いはありません。
しかし成虫になった女王蜂は体が大きくて寿命も長いです。
さらに産卵できるのも女王蜂だけになります。

同じ条件の幼虫を女王蜂と働き蜂に分けるのが、生まれた直後に口にする食事。
つまりワーカーゼリーとローヤルゼリーなのです。

ワーカーという名前の通り、働き蜂になる幼虫たちには、生後3日の間だけワーカーゼリーが与えられます。

栄養価はさほど高くありませんが、ワーカーゼリーはいわば赤ん坊に飲ませるミルクのようなもので、まだ消化が上手くできない幼虫たちには必要不可欠な食料です。

ワーカーゼリーで育った幼虫たちは、生後4日が経つと、成虫の働き蜂と同じ花粉や花の蜜を食べるようになります。

大多数の幼虫たちに与えられるワーカーゼリーに対し、女王蜂にだけに与えられるのがローヤルゼリーです。

ローヤルゼリーは非常に栄養豊富で、その栄養価はワーカーゼリーの2倍にも及ぶともいわれています。
この高栄養価の食事をとることで、幼虫は女王蜂へと成長していくのです。

蜂の巣には「王台」とよばれる部屋があり、ここで孵化した幼虫が、次期女王蜂として育てられます。
王台は常にローヤルゼリーで満たされているため、幼虫は栄養満点の食事をたっぷりと摂ることが出来るのです。

ローヤルゼリーを食べ続けることで、幼虫は女王蜂へと成長していきます。
女王候補の幼虫は、通常孵化した直後からローヤルゼリーを食べ始めます。

しかし孵化直後にワーカーゼリーを食べていたとしても、生後3日以内にローヤルゼリーの摂取を始めれば、女王蜂に成長することは可能と分かっています。

女王候補が何らかの理由で死んでしまったとき、働き蜂たちが孵化して3日以内の幼虫を探し、ローヤルゼリーを与え始める行動が確認されているのです。

女王蜂は孵化から7日程度で成虫になります。
成虫になってからもローヤルゼリーだけを栄養源にするので、生涯他の食料を食べることはありません。

ワーカーゼリーとローヤルゼリーは、栄養価、与えられる期間、そして食べる対象者が大きく違っています。
しかしそれぞれ、働き蜂と女王蜂を育てるために必要不可欠な食料であることに違いはありません。

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