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マヌカハニーとローヤルゼリーの違い

マヌカハニーとローヤルゼリーの大きな違いは「はちみつであるか」「はちみつでないか」という点にあります。
マヌカハニーははちみつの一種ですが、ローヤルゼリーは全くの別物です。

はちみつは、蜂が花の蜜を集めて作るものです。
収集した花の蜜を、自ら分泌した酵素でブドウ糖と果糖に分解。
風を送って水分を飛ばしながら、熟成させて完成します。

通常のはちみつは、いろいろな花の蜜が混ざりあって出来ています。
しかしマヌカハニーは「マヌカ」という花の蜜だけを使用して作られるのが特徴です。

マヌカはニュージーランド原産の低木で、梅に似た花が咲きます。
オーストラリアでの自生も確認されていますが、数が少ないため、ほぼ全てのマヌカハニーはニュージーランド産になります。

マヌカハニーは濃い琥珀色をしており、味は濃厚なはちみつです。
ただし若干薬のような風味があるため、はちみつとしては癖が強いといえます。

マヌカハニーを始め、はちみつは大量に作られて、蜂の巣の中に貯蔵されるものです。
普段は働き蜂たちのエネルギー源となる他、花の少ない冬の時季には、保存食としても活用されます。

一方のローヤルゼリーは、花の蜜や花粉から作られます。
花の蜜と花粉を取り込んだ働き蜂は、体内でローヤルゼリーを合成し、再び体外へと分泌するのです。

琥珀色のマヌカハニーに対し、ローヤルゼリーは乳白色です。
味は独特の酸味や苦味が強く、甘みもほとんどありません。
またクリームのような形状をしているので、ここもトロッとした液状のマヌカハニーと異なる点です。

ローヤルゼリーが作られる目的は「女王蜂専用の食料」にするためです。
働き蜂は花粉や花の蜜を主食にしていますが、女王蜂は生涯、ローヤルゼリーしか食べません。

蜂の巣には「王台」というスペースがあり、常にローヤルゼリーで満たされています。
何故かというと、ここに産み付けられた幼虫がローヤルゼリーを食べて成長し、やがて女王蜂になるからです。
働き蜂たちはローヤルゼリーを作っては、王台へと流し込みます。

女王蜂はもともと普通の幼虫ですが、ローヤルゼリーによって後天的に女王蜂へと変態していきます。
働き蜂に対して体長は2~3倍、寿命は30~40倍にもなり、雌の蜂の中で女王蜂にしかない産卵能力を身に着けるものローヤルゼリーの力とされているのです。

また1匹の働き蜂は、1~2か月の寿命の内に、ティースプーン1杯分のはちみつ(マヌカハニー含む)を集めます。
対してローヤルゼリーは、働き蜂全体が協力し合い、3日をかけてようやく王台が満ちる程度しか集まりません。
生成・採集できる量にも大きな違いがあるのです。

マヌカハニーとローヤルゼリーは、生成方法や目的、生成量、見た目や味に至るまで大きな差がありました。
「蜂が作る」という点が共通しているので混同されがちですが、全く別の物質なのです。

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