ローヤルゼリーの色
ローヤルゼリーの色は、多くの場合、乳白色と表現されます。全体に黄色みがかった白色で、透明度は低いですが光沢があります。
製品によって白みの強いもの、黄色みの強いものがありますが、さして強い色でないです。
少しトーンが暗く、肌色に近いものあります。
同じ蜂に関わる食品であるため、ローヤルゼリーはハチミツと混同されることが多いです。
そのためハチミツのような、透明度の高い黄金色をイメージされることもしばしばあります。
ローヤルゼリーとハチミツはどちらも、主に花の蜜を原料に、蜂によって作られます。
原料は近いのになぜ色に大きな違いが生まれるかといえば、その理由は生成過程にあります。
はちみつは、集めた花の蜜に酵素を加え、高温で濃縮したものです。
ですから見た目も、ほとんど花の蜜そのままの色になります。
それゆえに透明度も保たれるのです。
一方のローヤルゼリーは、花の蜜や花粉を働き蜂が食べ、さらに体内でタンパク成分も加えて合成するものです。
花の蜜に他の材料が加わり、ハチミツとは全く別の物質として生成されるので、大きく異なった色になるということですね。
カプセル剤にされていたり、粉末状に加工されているものでは、ローヤルゼリー本来の色を見ることはできません。
しかし生ローヤルゼリーであれば、美しい乳白色を確認することが出来ます。