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はちみつとローヤルゼリーの違い

はりみつとローヤルゼリーは全く違う物質です。
生成過程・目的・見た目・味などすべてが異なっています。
「蜂がつくるもの」として同一視されがちな2つですが、どのような違いがあるのか見ていきましょう。

見た目と形状

はちみつは透き通っており、キラキラと光る黄金色をしています。
トロリとした液状で、若干の粘度があります。

一方のローヤルゼリーは乳白色をしており、透明度は極めて低いです。
黄色みの強いものありますが、やはり透明度に乏しい。
クリームのような形状で、はちみつよりドロドロとしています。

添加物の有無でも変わってきますが、はちみつは80%程度が糖で出来ており、非常に甘いです。
自然界で作られる蜜の中で、最も甘いとも評されます。

ローヤルゼリーはほぼ甘みがなく、舌を策すような酸味や苦味が特徴です。
はちみつと比べ、食べにくいと感じる場合が多いでしょう。
甘みの強い製品もありますが、それらは乳糖などを利用して加工されたものです。

酸味や苦味の原因は、ローヤルゼリーに含まれるデセン酸です。
しかしデセン酸はローヤルゼリー特有の成分であり、高い健康効果も期待できるため、切り離すことは出来ません。

生成と目的

はちみつの材料は、様々な花の蜜です。

蜜を集めて巣に持ち帰ると、巣内の蜂へと口移しで蜜を受け渡します。
このとき唾液腺から酵素が分泌され花の蜜と混ぜられます。
この酵素によって花の蜜は、はちみつの主成分である果糖とブドウ糖に変化するのです。

その後、花の蜜は貯蔵庫へと運ばれます。
蜂たちは羽で風を送って蜜を濃縮し、高温の巣の中で熟成させていきます。

こうしてはちみつが完成するのです。
出来上がったはちみつは、働き蜂たちの餌として保存されます。

一方、ローヤルゼリーの材料になるのは花粉や花の蜜です。

働き蜂が花粉や蜜を巣に運ぶと、若い働き蜂がそれらを一旦食べます。
そして体内で脂肪酸やタンパク成分と混ぜ合わせることで、ローヤルゼリーが合成されるのです。
完成したローヤルゼリーは、咽頭線から体外へと分泌されます。

ローヤルゼリーが作られる目的は、女王蜂を育成するためです。

女王蜂は卵~孵化する瞬間まで、働き蜂と全く違いがありません。
しかし巣の中の「王台」という部分で孵化した幼虫だけが、ローヤルゼリーを与えられるようになります。

高栄養価のローヤルゼリーを食べ続けた幼虫は、産卵機能や長い寿命、大きな体をもった女王蜂へと成長します。
そして生涯、ローヤルゼリーしか口にしないのです。

はちみつは蜂全体の保存食。
対してローヤルゼリーは女王蜂、もしくは次期女王蜂にのみ与えられる専用食、ということになります。

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